kojiasanoのブログ

株式会社リンクアンドモチベーションで執行役員として組織人事コンサルティング事業、投資事業を担当している麻野耕司のブログです。

2015年 組織人事コンサルティング事業 振り返り

年末年始、久々に時間がゆっくり取れたので、前々からやろうと思っていたブログを始めることにしました。

 

今日は大晦日なので、2015年を振り返りたいと思います。

 

2015年上半期は昨年対比150%の成長を実現しましたが、逆にフツフツと湧き上がるある想いがありました。

 

「この延長線上で、モチベーションエンジニアリングで世界は変えられるのだろうか?」

 

この5年でリンクアンドモチベーションの中小ベンチャー企業向けコンサルティング部門の売上は5倍になりました。

 

しかし、それはリーマンショック後の景気拡大に乗っかっただけではないか?

 

だとすると、景気後退の場面ではまた業績が下がりを繰り返すだけではないか?

 

私自身の属人的なパフォーマンスに依存して成長してきたのではないか?

 

だとすると、私がカンパニーを離れると簡単に崩れてしまうのではないか?

 

そもそも、今のままの成長では社会にインパクトを与えられるビジネスにならないのでは?

 

そこからはカンパニーの年間テーマ「みんなで未来を創る」のもと、リスクを取って中長期を見据えた構造改革や開発投資に取り組みました。

 

事業においては、ビジネスモデルの転換に向け、人員の3分の1を投下し、サービスラインナップのフルリニューアルに挑みました。年明けにはクラウド型やプラットフォーム型の新サービスもようやくローンチされます。

 

組織においては、マネジャーにもメンバーにも、大きな裁量権を渡しました。特に事業部長やマネジャーの新規登用を積極的に進めました。1年間通して関西東海拠点は最後まで任せきりましたし、第3クオーター(7月〜9月)はカンパニー運営そのものをボードメンバーに委任しました。

 

今年がどういう1年だったかは、来年2016年の結果によって決まります。結果をもって、自分たちの挑戦を正解にしなければなりません。

 

2015年の下半期、私の誤算は事業においては短期的な成果へのこだわりの薄れ、組織においては当事者としての意識の薄れが想像以上に大きかったことです。

 

カンパニーの立ち上げから3年。

 

10人ほどだったメンバーも50人近くになり、気つけばリンクアンドモチベーションで最大のカンパニーになりました。

 

創業のメンバーたちが当たり前のように持っていたこだわりや意識が拡大の中で薄らいでいくなんて、初歩的なあるあるですが、それにハマってしまうあたりに自分の経営者としての未熟さを痛感しました。

 

入社以来、大手企業向けコンサルティング部門2年、人事マネジャー3年半、社長室長1年半と経験してきましたが、現在の中小ベンチャー企業向けコンサルティング部門は気づけば6年、来年はもう7年目です。

 

来年は集大成、ラストイヤーのつもりで結果にこだわりたいと思います。